久保田城(くぼたじょう)

歴史

久保田城は佐竹義宣により1603年から築城が開始され、同年に本丸が完成し、義宣はそれまでの居城であった湊城から、ここ久保田城に本拠を移しました。
ですが、久保田城の普請はその後も続けられ、最終的に城郭として完成を見たのは、なんと1631年頃だと言われているのです。
その後、久保田城の城主は代々佐竹氏が務め、12代目の当主・佐竹義堯の時に明治時代を迎えました。

久保田城訪問記

駅から歩いていくと現れる大手門跡。 ここからいよいよ訪城がはじまります。	二の丸東の水堀。 露出補正に失敗……無念……
大手門の堀(水堀)。 かなり広く、桑名城を思い出しました。	大手門の堀には蓮が！ 蓮……でいいんですよね？
中土橋門跡付近にある石碑。	ひっそりと残る内堀(水堀)。 県民会館の北側にあります。
現在は車道となっている松下門跡。 ここを登っていくと駐車場に出ます。	駐車場には案内板が。 現状の図まで記載されていて、 とても助かりました。
安楽院・勘定所・境目方役所跡。 現在は佐竹資料館となっています。	二の丸から本丸につながる長坂門跡。 別名二の門とも呼ばれ、その先には……
当然、一の門があります。 これは平成13年に復原されたもの。	一の門自体は復原ですが、 礎石は若干位置を移動され残っています。
本丸跡にある解説板。 本丸内の建造物や構造について、 詳しく記載されています。	本丸跡に建つ佐竹義堯像。 佐竹藩最後の藩主(12代目)です。
本丸の西側にある埋門。 今は上にあるはずの多聞長屋がないため、 埋門には見えません。	こちらがその多聞長屋跡。 残念ながら標柱だけが建っています。
平成元年に復原された御隅櫓。 久保田城のシンボルとなっています。	御隅櫓の展望台から見た景色。 秋田の町並みが一望できます。
本丸の真ん中あたりにある、 御鷹屋御番所跡。	本丸の北にある帯曲輪門跡。 ここから本丸を後にしました。
千秋トンネル付近にある土門跡。 千秋公園の北側出入り口でもあります。	馬場跡付近にある胡月池。 当時からあるものなのでしょうか？
千秋公園の北東側入り口となっている 不浄門跡。	二の丸から本丸東に続く裏門。 現在は門こそありませんが、 礎石が残っています。
写真に収めづらい御物頭御番所。 何気に現存の建物で、とても貴重です。	最後に、内堀にいた鴨ちゃんを一枚。 人に慣れているのかな？

お城データ

所在地	秋田県秋田市千秋公園
築城者	佐竹義宣
別名	矢留城・葛根城・秋田城
城郭形態	平山城
備考	現在は千秋公園となっており、御隅櫓が復原されている。
アクセス	JR奥羽本線他「秋田駅」より徒歩10分
駐車場	あり
満足度	★★★☆☆
写真販売	御隅櫓(フォトライブラリー)
地図
訪問日	2009年8月23日

参考資料