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豪槍、蜻蛉切
 蜻蛉切とは、忠勝の愛用の槍で、忠勝が功績を立てた際に、最も用いられていた槍です。
 具体的には、柄の長さがおおよそ一丈三尺、刃の長さがおおよそ一尺四寸二分という、全長がなんと4m30cm以上に及ぶ、藤原正真作の槍です。
 蜻蛉切という名の由来は、穂先に止まった蜻蛉が、ただそれだけで真っ二つに切れてしまったという逸話からです。
 しかし晩年の忠勝は、さすがに体力の衰えを感じたのか「槍は自分の体力にあった大きさのものが一番である」と言って、槍の柄を三尺ほど切り落とし、短くしてしまったといいます。
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