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前橋城
(まえばしじょう)
土塁
写真は県庁北の土塁です
城郭関連の本 城郭関連商品
所在地 群馬県前橋市大手町一丁目
築城者 長野賢忠?
別名 厩橋城
城郭形態 平城
備考 城址の大部分が県庁となっているが、遺構は残っている。
アクセス JR両毛線「前橋駅」より徒歩20分
駐車場 前橋公園などの駐車場を利用。
満足度 ★★★☆☆(5段階中3段階)
地図 Mapion
前橋城訪問記
前橋城の築城時期については未詳ですが、15世紀後半頃、長尾忠房が築城したという説が通説となっています。
この城はまもなく水害により破壊され、その後長尾賢忠が城を修築し拡張しました。
1560年、前橋城は関東に出兵した上杉謙信の駐留地となり(長尾氏はこの時、上杉氏に従っていた)、1563年には北条高広が入りましたが、以後前橋城は、戦略的な理由からたびたび争いに巻き込まれることになります。
1579年、北条高広は武田勝頼に降伏しますが、信長が本能寺に倒れると滝川氏に従い、滝川氏が間もなく関東から撤退すると、以後は後北条氏に従うことになりました。
1590年の豊臣秀吉の小田原攻めにより前橋城は落城し、その後は平岩氏、酒井氏、松平氏など城主が変遷。松平氏が入った頃には、前橋城はすっかり荒廃していました。
なので1728年、松平氏は川越城に移転し、前橋城は一時期に廃城となります。
前橋には陣屋が置かれましたが、衰えてしまった城下町のため、松平氏は1863年、前橋城を再興し再び入城したのです。
ですが間もなく廃藩置県を向かえ、前橋城は廃城となりました。
参考文献・参考サイト
ビジュアル・ワイド日本の城(小学館)・現地解説板・埋もれた古城(ウモ氏個人サイト)
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