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さまざまな逸話を持つ清正

さて加藤清正は、パートナーとして見られている福島正則と比べ、一枚上手という印象があります。
そのためか、武や政治に対する逸話の他にもさまざまな逸話が、清正には残っているのです。
ここではそんな逸話を、いくつか紹介しましょう。

口の中に拳を入れる
さて清正は、なんでも握った拳を口の中に入れることができたようです。
実際にやってみると、それがいかに難しいことかがわかります。
なので後の世の新撰組の隊長・近藤勇も、清正の武勇にあやかり、口の中に拳を入れたといいます。

相手を威圧する
さて清正の身長は、およそ161cmであったといわれています。
今の感覚では「小さい」と感じられるでしょうが、当時の男性の平均身長は160cmほどといわれています。
そう考えると清正はごく普通の身長だということが分かります。
一方、清正の兜は今残っている銅像からもわかるように、長いです。
この兜をかぶった清正をはたから見れば、おそらく大男に見えたことでしょう。
ゆえに、清正は身長と兜を使って相手を威圧していた、と考えられているのです。

下駄を履いて用を足す
清正は便所で用を足す際、なんと30cmにも及ぶ下駄を履いていたと言われています。
どうやらこれは、清正が大の潔癖症だったかららしいのです。
戦場で血を見、泥にまみれていたであろう清正が潔癖症とは、なんとも面白いと思いませんか?

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